日本人と乳糖不耐症

日本人と欧米人の違い

 日本人は牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人が多いです。日本人に限らずアジア人はかなりの割合(80%以上)で乳糖不耐症です。もちろん、軽い乳糖不耐症で大量に飲まないと症状が出ない人も含めた数字です。欧米人は乳糖不耐症が少ないと言われています。

 

 また、欧米人と言っても白人だけではないので、北ヨーロッパに住んでいた白色人種のように古くから酪農に勤しんできた人種は乳糖不耐症の発生頻度が少ないです。

 

 どういう仕組みかと言いますと、人間だけでなく、哺乳類は生まれてしばらくの間は母親の乳を飲んで育ちます。しかしその後ある程度の大きさに達すると乳を飲まなくなることから、乳糖を分解する酵素を体の中で作らなくなります。

 

 つまり、哺乳類は成体になると乳を飲めなくなる(乳糖不耐症)のが普通なのです。

 

 しかし、なぜ人間は哺乳類なのに大人になっても牛乳を飲んでも全く問題ない人がいるのでしょうか。そしてそれが人種によって割合が変わるのはなぜでしょう。

 

 そう、人間も乳糖不耐症が普通なのです。人間は3歳ごろまでに乳糖を分解する酵素を分泌しなくなります。しかし、古くから乳を食料として生きてきた(酪農を生業としていた土地)種族は乳糖を分解する酵素を持ってない者が淘汰され(つまり乳製品で栄養を摂っていた種族の中で乳製品から栄養が摂れない固体は生き残れずにどんどん死んでいってしまった)、徐々に乳糖を分解できる者が残っていったと考えられています。

 

 東アジアでは酪農の習慣が元々なかったため、乳糖を分解できる割合が低いと考えられています。